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条文全文・解説 — 司法試験・予備試験・法学部生向け
法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定と異なる意思を表示したときは、その意思に従う。
出典: e-Gov 法令データベース(法務省)
任意規定と異なる意思の優先
法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定(任意規定)と異なる意思を表示したときは、その意思に従う。私的自治の原則の中核規定。
任意規定と強行規定の区別
「公の秩序に関しない規定」=任意規定。これに対し公の秩序に関する規定(強行規定)は当事者の合意で排除できない。家族法・物権法・公法的規制は強行規定が多く、契約法は任意規定が多い。
意思表示の解釈
当事者の意思が任意規定と異なるかは契約解釈の問題。明示の合意のみならず黙示の合意でも足りる。実務上は契約書条項と任意規定との関係が頻出論点。
92条との連動
92条は慣習による任意規定の置換えを規律。本条が個別意思による置換え、92条が慣習による置換えと整理される(強行規定はいずれによっても置換え不可)。