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条文全文・解説 — 司法試験・予備試験・法学部生向け
金銭の支払の請求を目的とする訴えについては、裁判所は、被告が口頭弁論において原告の主張した事実を争わず、その他何らの防御の方法をも提出しない場合において、被告の資力その他の事情を考慮して相当であると認めるときは、原告の意見を聴いて、第三項の期間の経過時から五年を超えない範囲内において、当該請求に係る金銭の支払について、その時期の定め若しくは分割払の定めをし、又はこれと併せて、その時期の定めに従い支払をしたとき、若しくはその分割払の定めによる期限の利益を次項の規定による定めにより失うことなく支払をしたときは訴え提起後の遅延損害金の支払義務を免除する旨の定めをして、当該請求に係る金銭の支払を命ずる決定をすることができる。
2前項の分割払の定めをするときは、被告が支払を怠った場合における期限の利益の喪失についての定めをしなければならない。
3第一項の決定に対しては、当事者は、その決定の告知を受けた日から二週間の不変期間内に、その決定をした裁判所に異議を申し立てることができる。
4前項の期間内に異議の申立てがあったときは、第一項の決定は、その効力を失う。
5第三項の期間内に異議の申立てがないときは、第一項の決定は、裁判上の和解と同一の効力を有する。
出典: e-Gov 法令データベース(法務省)
和解に代わる決定(1項)
金銭支払請求訴えで、被告が原告主張事実を争わず防御方法も提出しない場合、被告の資力等を考慮して相当と認めるときは、原告の意見を聴き、5年を超えない範囲で支払時期定め・分割払定めをし、または期限利益喪失なく支払えば訴え提起後の遅延損害金免除する旨を定めて、金銭支払を命ずる決定をすることができる。
分割払時の期限利益喪失(2項)・異議(3項4項)
分割払定めをするときは支払を怠った場合の期限利益喪失定めをしなければならない。当事者は告知日から2週間以内に異議申立て可。期間内異議で決定は失効。
確定効果(5項)
異議申立てがないときは決定は裁判上の和解と同一の効力を有する。少額金銭債権の簡易迅速処理。